Tuesday, August 4, 2009

【仕事】 8ヶ月の振り返り(2)

もう8ヶ月ではなく、9ヶ月が経ちましたが、そこは目をつぶりりつつ、その2に入ります。


2、仕事が無い時の過ごし方

仕事が無い時等に本を読んで勉強していること等は、多くの会社で散見されることであると思う。
私もそういった行為は嫌いではなく、寧ろよく実行していた気がする。
その行為自体を否定するつもりは全く無いし、十分有効になり得ると思う。
皆さん既にお気づきだとは思うが、それが生産性に直接的に結びつくことは非常に少なく感じる。
刺激的な案件(自分自身が積極的にハンドル出来、かつ背伸びを要求される案件だと私自身は考える)をこなす時の自分自身の伸びた感に比べると、やはり本から得られるそれは圧倒的に低いと思う。

そう考えると、暇な時にすべきは上で定義した刺激的な案件を貰うための体制作りなのではないかと思う。
案件を各員に配賦する上のポジションの人とのコミュニケーションを増やすことはそのための非常にシンプルな手の一種であろう。
それは馴れ合いとかではなく、お互いがどの様に考える人物かをシェアし、信頼感を築くことに繋がると考えている。
一種のゴマ摺りと言われればそれまでだが、実際のビジネスはそういった要素も含有しつつ動いているのだ。
それであれば、有効に使わない手は無いと思う。

例えば腹を割って上司と飲みに行くことを、率先して自分から依頼する社会人(若手)は余りいないように感じるが非常に重要なのではないか。 (本当にやっているかは別にして、)マッキンゼーなどでは、「真のプロフェッショナルは絶えず互いに真摯なフィードバックをぶつけ合う」とよく言うみたいだが、まさにその通りだろう。 この機会は会社のシステムに多くを期待しても意味が無いし、自分で作るべきだと強く感じる

また、どうせ本を読んで勉強するのであれば、勉強した成果を叩き台にして、チームメンバー等と議論にまで持っていく様にした方がいいと思う。
理由は以下。
 ・自分自身のアウトプットの機会になる
 ・論点の整理に繋げることが出来る
 ・チームメンバーの経験等に基づいたいいインサイトが得られる可能性がある
 ・本を読んで腑に落ちない点、疑問点を解決する可能性がある
 ・チームメンバーの方にとっても成長の機会となり得る
 ・下らないものの、生産的に物事を考えている証左になり得る


ということで、仕事が無い時に行うべき打ち手リストを思いついたものから並べると、
 ・チームメンバー等と飲みに行く(特に上の人)
 ・チームメンバー等にフィードバックを依頼
 ・本を読む時は、TPOを考えつつ適切な人とディスカッションを持ってみる
となるのでしょうか。
特に飲みに行くと、「いい仕事くれ」という話に繋げやすいので、一番いいと思っています。