Monday, August 22, 2011

【旅行、趣味】 シンガポール探訪記 (3)



本日はシンガポールのゴルフ環境の良さについて記載したい。
何度か書いている通り、僕の最大の趣味の一つはゴルフなのだが、シンガポールはゴルファーにとって相当いい国だった。
今回は行ったのは、Orchid Golf Courseという所のみで、それ以外は分からないが、その他も一定充実しているのだろうという仮定で記載する。

【アクセスの良さ】
シンガポール都市部からOrchid GCまで、移動は何とタクシー。
乗車時間は15分程度で、価格は一台で日本円にて1200円程度。
3人で乗車すれば、往復でも1000円程度で行ける価格。

【施設の充実度】
相当大規模なゴルフ場だった。
ゴルフコースは27ホール、練習施設は二階建て、大規模ホテル付き。
コースは夜間のナイター証明も整っており、平日は夜間プレーが出来るとのこと。
レストランも十分に充実しており、食事も美味しかった。
僕自身はミゴレンを食べたが、今まで食べたミゴレンで一番味は良かった。

<非常にスパイシーながら、旨みもあった>

【コースの綺麗さ】
コース自体も非常に良いところだった。

大きな地図で見る
<真ん中の緑の部分がゴルフ場>

添付地図で分かる通り、「Lower Seletar Reservoir」という貯水池に面しているため、多くのホールが池沿いのコース。
貯水池のサイズが、日本の掘って作った池などとは比べものにならず、それがコースの美しさを演出している。
<池が巨大>

長さも十分あり、アンフェアなブラインド等も無く、気持ちよくプレーできる。
コースの外見にも相当気をつかっており、モニュメント等でコースを彩って綺麗にしている。
<コース内にある謎のモニュメント>

唯一問題だったのは、メートル表示が慣れずにクラブ選択ミスをしまくること。
ヤード:メートル=1:0.9144のため、メートル表記に惑わされ、ついショットがショートしがちである。
これは慣れるしかない問題であるものの、なかなか難しい。

【価格】
価格についても、これだけアクセス良く充実しているコースでありながら、会員であれば1万円台前半とのこと。
(ビジター価格はもう少し上がるらしいが。)

これらを総合すると、日本で一日がかりでゴルフして、高速代込みで2~3万円払ってプレーするのが何だか嫌になる。
しかもシンガポールの場合、マレーシアに出ればもっと安くプレー出来る上に、ビンタン島やバタム島での宿泊プレーも楽しめるということだから、更に羨ましい。

シンガポールに住んだらゴルフ上手くなるだろうな、なんて妄想しながら、暫くはそんな日本の環境でプレーを続けるか。

Tuesday, August 16, 2011

【旅行、趣味】 シンガポール探訪記 (2)



前回に引き続き、シンガポール訪問の感想。
シンガポールに滞在する中で、国の在り方が非常にユニークで面白いと感じた。
それを通して日本の苦境も浮かんで見えてきたので、その観点から記事をエントリーしたい。

<シンガポールの地理と産業>
シンガポールの面積は700平方km程度しかなく、東京23区とほぼほぼ同等程度である。
人口もその中に約500万人程度と相当多く、人口密度はモナコに次ぎ世界第二位とのこと。
(ちなみに東京23区は900万人程度であり、シンガポールの約2倍程度存在)
実際空港から都市部までタクシーで高速を移動すると、同じようなマンション(国営が多いらしい)が乱立しており、その狭い国土の活用を国家レベルで考えていることを実感出来る。

また、シンガポールで過ごしていると気付くのだが、ほぼ全ての人が第三次産業に関係者である。
金融関係を代表とするオフィスワーカー、レストランやバー等のサービス業、インフラ関連、などなど。
高校時代に地理でジュロン工業地帯とか習ったので、第二次産業に関わる人も一定いるのだと思うが、少なくとも肌感覚ではほとんど第三次産業関連者であろう。
(調べると、どうやら1996年時点では第二次産業が27%程度で、それ以外はほとんど第三次産業らしい。)

そう考えると、シンガポールという国はほぼほぼ東京23区をそのまま国家として独立させてしまった様な国ではないかと思えてくる。
シンガポールでは一党独裁制が確立されている模様だが、その実態も東京23区と似ている様に思える。
(しょうもない話だが、左側通行であること、料理が美味しいこと、町並みが清潔であることも似通っている。)


<日本との比較>
それを踏まえて日本という国を考えると、改めて日本という国の苦境を感じる次第である。
日本はシンガポールとほぼ同様の都市国家(もどき)の東京23区に、その他大勢を占める地方部(阪神圏や中京圏もあることにはあるが)を加えた様な国家と言うことが出来る。
その結果、極論すると国にとってはコスト対象でこそあれ納税者としての機能は期待できない高齢者や、その色が強い第一次産業就労者を数多く加えることとなってしまい、どうしてもコスト過多になってしまう。
(それでもシンガポールとほぼ同水準の一人当たりGDPを達成している日本に一定の凄さは感じるが。)
現状、日本からシンガポールへの資本/法人流出の最大要因となっている税制の差も、この必要コストの差から来ていると見るのが自然である。

上記を踏まえると、日本および東京がシンガポールと伍して勝っていく手段は相当限定的である様に思える。
コスト競争力に大きく差がある企業同士の争いを見ているのと同じ感覚である。
(しかも日本はバランスシート面でも債務過多である会社と同様。)
勝てる方法があるとすれば、
・東京以外を切り捨てる覚悟で、東京のみ独立税制を敷き、シンガポールの様な成長センター化する
→地方交付税交付金などもかなり下げるということ
・ある意味老人を切り捨てる覚悟で、国家運営必要コストをかなり下げる(年金給付減等)
・第一次産業等をハイパー付加価値化する(超高級・高品質野菜等を作って輸出する等)ことにより、プロフィットセンター化する
等が思いつくところではあるが、どれもかなり非現実的であると言わざるを得ない。。。


<個人としての選択肢>
国レベルでの対抗策という意味では相当限定的に感じるという旨は上記した通り。
その中で、個人個人としての経済面での最適解は日本を離れて、シンガポール(もしくはその他の成長国)に移住するということになるのは一定程度自然である気がする。
自分自身もシンガポールで過ごしながら、この国に住むというオプションがいかに魅力的であるか強く感じた。
何しろ税金がMaxで20%と日本の半分以下なのである。
(更に暖かくて過しやすく、物価も日本より安く、治安良く、町並み清潔で、食事も美味しいと来る。)
突き詰めると、日本への慣れや愛着といったものと、シンガポール等に住むことでの経済性のどちらを優先するかという選択になるのであろうが、自分自身はどっちなのか迷うところではある。

今すぐにそのオプションを本格検討するということはないものの、そう遠くない将来のオプションとしてはちゃんと検討したいなと思った次第である。

Friday, August 12, 2011

【旅行、趣味】 シンガポール探訪記 (1)

シンガポールに旅行してきた。
友人を訪ねに行くということのみが目的だったので、どんな旅になるのか全くイメージが無かったが、いざ行ってみると非常に思うことが多い旅となった。
全ての感想をうまく一体化して書ける程、まだ纏まってはいないのだが、思いつくままに記載したいと思う。


1、勢いが違う

最近日本で仕事をしながら、日本に勢いが無いのは感じていたが、シンガポールを見て非常にその思いが強くなった。
勢いを感じるというのは非常に曖昧な表現だが、本当にそういう曖昧なものを過ごしながら感じられるのである。

やはり一番感じられるのは高層ビルを中心とした開発状況。
ビルの数もさることながら、色んなところで開発が現在進行形で進んでいるのが目立つ。
コンドミニアム、オフィスビル、観光用物件等あらゆる分野でそうである。

<湾岸エリアの開発風景。大規模な観光施設建設中とのこと>

<コンドミニアム開発風景である>

更に開発の結果、SmapのCMで有名なMarina Bay Sandsみたいに、現在の日本では考えられない規模の物件が出来上がる。

<Marina Bay Sandsであるが、この規模は日本では少々考えられない>

例えばMarina Bay Sandsはホテル、商業施設、カジノ、美術館の複合施設だが、どの施設をとっても、日本では類を見ない規模のものであった。
特にカジノは入った瞬間東京ドームかと思う程に巨大であるにも関わらず(3階まであり、2階が高額ゾーン、3階がVipゾーン)、平日でも人が相当いた。

<カジノが大きすぎて引いた>


2、金遣いがバブリー

シンガポールでお土産を家族に買おうとしたのだが、本当に安い店が無かった。
どのショッピングセンターに行っても高級ブランドばかりで、安いものがほとんど無い。
そして、そういった高級ブランド店が多くのシンガポリアンで埋まっているのを見ると、何だか日本との勢いの大きな差を感じる。

また、何度か友人にお洒落なバー(Marina Bay Sandsの上など)に連れて行ってもらったが、そういった店も一杯2千円程度と非常に高価である。
日本では(西麻布等にて)最近そういった店はガラガラな状況で、どんどん淘汰されている惨状なのだが、対照的にシンガポールの高級バーは混雑して席にも座れない状況だった。

<Bay Fullerton最上階のしゃれおつなバー>

<Marina Bay Sands最上階のしゃれおつなバー。夜景がやばい>

それが本当に良いのかという議論は勿論あると思うし、何からそのバブリーさが来ているかもまだ勉強不足で分からないのだが、日本でそういう雰囲気を経験した事がない自分にとって、非常に新鮮な体験だった。
一度はこういう雰囲気の中でビジネスをしてみたいなと本当に思った。


次はシンガポールの国としての体制について、思うことを記載してみたい。

【挨拶】 8月になりました


【テーマ】
テーマは見ての通りリゾートアイランド。
8月は暑くて好きじゃないけど、こういう写真はやっぱり癒される。
夏が嫌いな理由はスーツとか汗をかきたくない格好の時に汗が出て気持ち悪いからであって、汗をかける格好でかくのは好きなのである。

【今月の過ごし方】
1、英語への再コミットメント
7月、相当仕事がハードになった中で英語へのコミットが低下したが、巻き直したい。
一日一定の時間を確保することから再度開始する。
2、旅行
これはもう実際は行って来たのだが、シンガポール旅行を満喫したいということ。
得れるものを全て得る旅行にしたい。
3、ブログ
シンガポールで得たことを中心に、ブログをしっかり書きたい。
目標はシンガポール関連で2~3本、その他2~3本の合計5本程度。
4、運動
筋トレとランニングをしっかり継続しよう。

【読者へ送る先月の一本、一曲】
・映画 「007 カジノロワイヤル」
おしゃれさが詰まってる映画だと思う。
ボンドが英国系でないことに批判があったみたいだが、男としての色気が相当詰まったナイスガイだと思う。
ボンドの口説きテクニックを見習いたいものである。
・本 「プロフィットゾーン」
上司からお勧めされたビジネス書の良書。
利益を挙げる会社のあり方について記載が続き、理解できない部分もあるが、ほうと思わせる部分も多い。
・音楽 「1/3の純情な感情」
久々に聞いたらやっぱり格好良い曲だった。