Thursday, February 10, 2011

【雑感】 大相撲界の八百長疑惑に思う

 
今やニュースを見れば、やれ春場所どうのこうのと、角界の八百長疑惑事件が相当話題となっている。
僕は特に大相撲のファンでも何でもないので、別にこんなのばっかり特集しなくても、、というのが本当のところではある。
ただし、この事件については少々思うところがあり、それはビジネスにも恋愛にも通じるものがあるのではと思うので、それを記しておきたい。


【八百長疑惑事件のお粗末さ】
僕として、この事件はそれほど詳しい訳ではないが、どう見てもお粗末としか言い様がないと思う。
普通に考えても、以前に似たような疑惑があった中で、
・メールでやり取りを行い
・10人以上の集団で
・かつ実名で
八百長を行っていたのだ。
これをお粗末と言わずに何と言うのかという程、お粗末だと思う。

メールでやり取りを行うのは下の下だとしか思えない。
バレる時の物的証拠を確実に残す行為に他ならないからである。
そんな下の下の策を集団でやるリスクを認識していないのもどうかと思う。
一人ばれると全員ばれやすいという特徴を八百長が持っているうえでは、誰を巻き込むかが非常に重要になるはずである。
そんな中、10人以上にもなる組織になると、その中でばれる可能性があることの意識の低いものが入る可能性は充分に高いだろう。
そんな中で実名でやり取りをしていたのは、明るい服装でゲリラ戦に臨むようなもんだろう。

何でこんなお粗末なことを出来ていたのか考えてみた。
1、自分たちはバレないと思っている、過信している
2、バレた時に失うものを大事と思っていない、もしくは失うものにまで頭が回っていない
3、悪いことをしている意識が希薄
これの内どれか、もしくは複数であろう。


【転じてビジネスや恋愛について】
上記と同様の問題はビジネスや恋愛についても起こりうる。
言うまでもないが、前者であれば不正やインサイダー、後者は浮気や不倫など。
これを防ぐには、どうすれば良いのかという議論。

僕は先ほどのお粗末な理由3つの内、2を常に頭に置くことだと思う。
社内不正をした時、浮気をした時に何を自分が失うかを常に考えることである。

なぜなら、1(自分がばれないという過信)および3(悪いことをしている意識)は、あまりに自分の内心のこと過ぎて、幾らでも自分の中で揉み消せてしまうからである。
唯一、2のことのみは自分のことではないのである。
例えば、不正/浮気をしてもパートナーが許してくれる可能性もあるが、それは起こってみないとわからない世界だ。
なので、最悪ケースを想定し、それを失うことは出来ないというマインドを比較的作りやすいと個人的には思う。
 
繰り返しになるが、今回の事件自体にそれほど興味はないのだが、いい反面教師として今後の自分にも活かしていきたい。

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